fenrirが便利すぎてお肉がおいしい日々。
お肉、食べてますか?
お肉をそのまま焼いてもおいしいように、fenrirをデフォルトでそのまま使ってもとても便利ではありますが、
お肉に塩コショウ等をふってから焼いたほうがおいしいように、fenrirも少し設定をしておいた方が、より便利になります。
という訳で、個人的におすすめな設定内容をご紹介。
昔書いた、
ディスク内のファイル名やフォルダ名を指定して実行するランチャーツールはfenrirが便利で仕方無い
という記事があったのですが、超さわりの部分しか触れていなかったので、もう少しだけ細かい所も書いてみます。
fenrir自体はこちら。(Software > fenrir)
B@r09u3 Style Op.2
fenrirScan.exe を用いて、スキャンルールを設定する
![お肉食べたいですよね。]()
fenrir基本機能のファイルスキャンだと、低機能かつスキャン中(インデックスファイル作成中)にfenrir自身が使えなくなってしまう不便さがあります。そこで、fenrirScan.exe を使います。
fenrirScan.exe 自体は、fenrir のアーカイヴ内の、
docs/omake.zip
を解凍すると入っている fenrirScan.txt を、fenrir.exe と同じ階層にコピー、さらに、
_ScanRule.ini
というファイルを、ScanRule.ini にリネームして、これもまた fenrir.exe と同じ階層にコピーして使います。
![]()
ScanRule.ini にスキャンルールを記述して、fenrirScan.exe を実行するだけでOKOKです。
ScanRule.ini の書き方は、同梱されている fenrirScan.txt が詳しいです。ググってみると設定を公開している方もいるので参考になります。
私の場合、とにかくインデックスファイルを軽くしたい(後述するMigemoの為)ので、超最低限のスキャンを行うだけにしています。
手動でディレクトリ掘っていって実行したファイルパスは別途追加されますしね。
大雑把に、以下のような感じにしています。(CとDはローカルドライブ、Zはネットワークドライブと仮定)
*C:\Program Files,\
*C:\Program Files (x86)\
*C:\ツール置き場,\
*D:,\
*D:\プロジェクトフォルダ等,\
-C:\RECYCLER
-D:\RECYCLER
*Z:,\
Cは、Program Files のサブディレクトリ名と、ツール置き場のディレクトリ名のみ、
DはD直下のサブディレクトリ名と、プロジェクトフォルダ等のディレクトリ名のみ、
ZはZ直下のサブディレクトリ名のみ。
個別に必要なファイルは別途直接fenrirから探して実行して追加させています。
cmd 内ファイルを用いて、外部アプリケーションとの連携
![豚肉も良いけど・・・]()
cmd/ 以下に、コマンドファイルを設置すると、fenrir を機能拡張出来ます。
具体的な記述の仕方は、
docs/cmd.txt
にありますが、例えば私の場合、以下のようなファイルを置いています。
cmd/0F12.txt(F12でDialogHandlerにパスを渡す。ファイル選択ダイアログで簡単にファイルを選択出来るようにする為のもの)
[.***;
DialogHandler|C:\hoge\DialogHandler\DialogHandler.x86-64.exe "%P"
]
cmd/0rclick.txt(右クリックでExplorerで開く)
cmd/4enter.txt(Shirt+Enter でExplorerで開く)
[.***;
ParentDirectory|"%D"
]
cmd/2enter.txt(Ctrl+Enter で As/R で開く)
[.***;
asr|C:\hoge\Asr\AsrLoad.exe "%P"
]
cmd/2l.txt(Ctrl+L で あふw の左側で開く)
[.***;
あふ左|"C:\hoge\afxw\AFXWCMD.EXE" -l"%P"
]
cmd/2r.txt(Ctrl+L で あふw の右側で開く)
[.***;
あふ右|"C:\hoge\afxw\AFXWCMD.EXE" -r"%P"
]
などなど・・・
clip.exe を用いて、パスをコピー
![牛肉も良い。]()
一般的に需要があることなのかどうかは分かりませんが、私はファイルのフルパスを記述したい場合があります。
その時に、fenrirからエクスプローラー開いてアドレスコピー、でも良いと言えば良いのですが、ちょっとだけ手間。
これまた omake に入っている clip.exe を使えば、簡単になります。
例えば、clip.exe を fenrir.exe と同じ階層に配置して、
cmd/2c.txt
に、
[.***;
CopyPath|%W\clip.exe %P
]
と記述しておけば、fenrir でファイル・ディレクトリが選択されている状態で Ctrl+C すると、クリップボードにファイル・ディレクトリのパスがコピーされます。便利!
migemo を用いて、日本語検索を超快適に
![しゃぶしゃぶも良いなぁ]()
migemoって知っていますか??
通常、日本語ファイル・日本語フォルダを検索する時は、IME切り替えているかと思いますが、そんなことをする必要が無くなります。
「もっとも危ないファイル.exe」を検索したい場合、IME切り替えずに「mottomo」とか打てば良くなるのです。これってすごいことですよね!?
1.BREGEXP.dll
以下のサイトから BREGEXP.dll をダウンロードし、fenrir.exe と同じ階層に配置します。
BREGEXP DLL
2.migemo
偉大なるKaoriYaさん(vimでも大変お世話になっております・・・)が配布している C/Migemo を取得して配置・・・・
と行きたいところなのですが、KaoriYaさんのサイトで配布している最新版の v1.3 では、fenrirで上手く動作しないようです。
なので、旧バージョンである v1.2 が必要なのですが、KayoriYaさんのサイトにはもう置いていません。
※archive.org に置いてあるのを見つけましたので、こちらのURLを貼っておきます。
http://web.archive.org/web/20070822171258/http://www.kaoriya.net/dist/cmigemo-1.2-dll.tar.bz2
こちらの
_migemo.dll
dict/_
を、fenrir.exe と同じ階層に配置し、
data/fenrir.ini の中の MigemoMode の欄を
MigemoMode=3
とかにしてあげればOKです。
尚、
MigemoMode=1 で、MigemoStrings で設定した文字が含まれる場合にmigemoが有効に、
MigemoMode=2 で、最初の文字が大文字の場合にmigemoが有効に、
MigemoMode=3 で、最初の文字が小文字の場合にmigemoが有効になります。
MigemoStartLen= の値は、migemo検索時に最低限必要な文字数です。(デフォルトは3)
migemoによる検索は、通常のfenrirでの検索よりは重い処理ですので、インデックスファイルは出来るだけ軽くしておいた方が、Migemo検索が快適になります。
とはいえ、fenrir自体が超軽いアプリケーションですし、昨今のマシンスペックであればほぼ気にする必要の無いレベルかとは思いますが。
![飽くなき肉への探求]()
他にもいじる点はありますが、このくらいやっておくだけでWindows上での作業がかなり快適になるかと思いますので、面倒臭がらずにまずはこの辺りからちょっとずつでもfenrirの設定を行ってみましょう。そういえばお肉食べたいですね。